子供と一緒に考えたいゴミ処理に関する教育について

ゴミの分別はなかなか面倒です。役所から配られたチラシをみて一つ一つ分類した経験は皆さん少なからずお持ちでしょう。子供にゴミの分別について教えるときはまずはその理由について教えてあげる事が大切です。

子供がある程度の年齢ならば、まずはなぜゴミを分別するかを教えてあげるところから始めるのも良いでしょう。

ゴミは大きく分けると再利用し資源になるもの、そのまま焼却する物、資源には再利用できないが燃えないものに分けられます。資源ゴミはさらにそこから資源の種類によって分かれ、焼却ゴミは焼却の方法によって分かれます。資源は紙・ガラス・金属・プラスチック等に分かれ、さらに材質によって最終的に分別されます。子供に教えるときはこの材質によって分別されたゴミがどのようなリサイクル過程を経て再利用されるかを詳しく伝えることが理解に大きく役立ちます。

不燃ゴミ・可燃ゴミについては自治体で使っている焼却炉によって多少の違いがでます。燃えるものと燃えないものを例に使って教えてあげるとわかりやすいでしょう。

子供とゴミ処理教育

また特殊なケースとして粗大ごみと、発火性危険物があります。粗大ごみは大きくてそのまま焼却炉に入れられない。または可燃・不燃・資源が混在しているため、さらに人手による分類が必要なものです。発火性危険物はボンベなど内容物に発火性の物が入っていたものです。子供に教える場合は全て具体的な例とともに、収集のあとどのような過程を経て最終的にどのような処理を行うかまで、その分別をする理由を伝えてあげることで子供の理解は格段に高まります。

児童教育は丸覚えさせる事ではなく『考える力』を養う事が大きな目的です。ゴミの分別を教えるのはこの『考える力』を養うとても良い機会でもあります。大人は説明をしなくてもまる覚えをすればその背景にある物をある程度は理解できますが、子供にはその理由がよくわかりません。

ゴミの分別に限らず子供に何かを教える時は教える側も勉強をするつもりで一緒に理由を考えてあげましょう。